結論
キレイなフォームで投げなくても大丈夫です。それでもしっかり狙ったターゲットに入るようになりますからね。
僕がフォームについて大事だと思っていることは2つです。
・自分が楽に投げられること
・シンプルで再現性があること
詳細は本文へ記載しておきますが、すぐにあなたへ伝えたいことは「ちょっと頑張って出来るようになりそうなら継続して、ちょっと頑張ったけど無理が出てきたなら違う投げ方を試してみよう」ということです。
言うまでもありませんが、ダーツは入れた方が偉いスポーツであってキレイに投げる選手権ではないですから、入ればそれでいいんです。
相手からのアドバイスは聞き流さないで、そのアドバイスされたフォームを実践するのにはどんな意味があるのかをよく聞いてみて、その意図を汲んで自分なりの形にアレンジして投げたっていいんです。
もしも文句を言ってくるような人が周りにいるなら離れればいいし、離れられない状況ならプロライセンスの実技試験の練習を始めてみるのもいいですね。ほら、合格できるでしょ?と、ドヤ顔してやりましょう。
北海道でダーツを教わると
僕が住んでいるのは北海道の東側ですが、お世辞にもダーツが流行っている地域ではありません。道東の釧路地方まで遠出すればダーツプレイヤーがプロもアマチュアもたくさん居ますし、ダーツバーもたくさんあります。
いわゆるダーツ過疎地のような地域でダーツを始めた僕は、最初の頃はインターネットカフェで見よう見真似のそれっぽいフォームで投げ始めました。幸いにもアドバイスをくれる親切な人がいたので数年かけてAフライトにはなることができましたが、幸運に恵まれない人は結構な金額をかけてダーツバーに通ってスタッフさんに教わりながら成長していくか、上手くなれないしダーツの楽しさもわからないから飽きて辞めてしまいます。
せっかくダーツをしてみようと思ってもダーツ過疎地ではダーツ人口自体が少なくて、なかなか教えてくれる人に巡り合うことができないということも少なくありません。
そんな人に向けて今はせめて文章でだけでも、何らかのヒントとなるようなことを一つでもこのブログで得てもらえれば幸いです。
ダーツインストラクターとして活動できるようにこれからもコツコツ頑張ります。
正しいフォームは?
’’正しいフォーム’’というものは存在しません。
’’入りやすいフォーム’’は自分で作ることができます。
本来、ルールの範囲内ならどんな投げ方をしてもいいんですが、プロのダーツプレイヤーの投げ方を見ると多くのプレイヤーがキレイに投げているように見えてしまい、自分もキレイに投げないと上手くなれないと思い込んでしまいがちです。
キレイな投げ方になるのには理由があって、それこそがフォームについて考える上で重要なことだと思っています。
・自分が楽に投げられること
ダーツの試合は1試合でだいたい20分前後。練習時間は数時間になることも多いですが、その間に片腕と片足にばかり負担がかかり疲労が蓄積していきます。
集中力でカバーできる範囲であればいいですが、腕や背中や肩、足が痛くて投げられなくなるほどであれば上達はしづらいですよね。人間の身体の構造的に疲れづらい体勢を取ることで無駄に疲れることなく投げられるようなフォームを作り上げることができます。
疲れづらい体勢は、あなたが今までの生活で培ってきた身体の動かし方によって決まるもので、誰もが同じフォームになるとは限りません。だから’’正しいフォーム’’というものは存在しないだろうと思います。
・シンプルで再現性があること
あれこれと考えてそれを複数同時に意識して動作するなんていうことは難しすぎます。人に説明するときには分かりやすくするために文章として言語化して話しますが、自分で意識して投げていることは「まっすぐ引いて、まっすぐ投げる」くらいのものです。
そのシンプルな動作をしようと心掛けていても、人間の身体は全くシンプルではありませんよね。
身体のコンディションはコロコロと変わるし、精神的にも疲れていたり楽しくてテンションが高かったりと目まぐるしく変化としていきます。投げる瞬間も、 同じ理論を基にした動作を意識して投げることはできても、「前の1投と’’全く同じ’’ように投げること」は厳密に言えば不可能だと思います。
なので、なるべく再現性がある=翌日以降も同じことができるような投げ方が良いと思います。
・キレイに投げる理由
以上の2つがキレイなフォームで投げているように見える理由です。キレイなフォームですねと言われる側は意外と自分のフォームがキレイだとは思っていなくて、言われ慣れてるから「そうなんですよ、ありがとうございます!」と返し慣れているだけかもしれませね。
思い通りに投げられない原因
オーソドックスな投げ方がどうにも出来ない…。という人のためにも投げ方のアドバイスをしていきたいので、そういった人にマッチした内容のコーチングを用意しています。ですが、完全にマンツーマン向けの内容になってしまっていて一般化がなかなか難しい。コーチングのサンプル数も心許ない状態です。
ダーツからはかなり離れてしまうように感じるかもしれませんが、手のひらや手首・前腕の筋肉、肘やヒザといった関節などが柔軟であるということは投げ方の「幅」を広げることができます。
馬鹿馬鹿しいかもしれませんが、まずは手のひらをもみほぐしてみることから始めてみましょう。
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